高校を卒業し
44年、2回目の
同期同窓会が6月23日@さいたま新都心のホテルにて開催された。全体の総会も含め200名超の参加者(うち同期120名)の参加があり、大盛況であった。
メインイベントは、
「レアアース」を発見した
加藤泰浩東大教授・工学部長の講演である。6月21日の
NHK News7などで取り上げられたのだが、南鳥島周辺で
マンガンノジュールが発見されたとの放送があった。
これは、2013年にレアアースがこの付近で発見されているが、マンガンもその延長で、やっとプロジェクトとして成り立ちつつある。
これを発見したのが、私の小・中・高の同級生である加藤君であり、私が彼の紹介をさせてもらった。
加藤君は、小学生のころからの
「石オタク」で、中学の夏休みには学校の先生に付き添ってもらって、私も含め5名ほどで
長瀞に赴き、これが花崗岩だ、これが玄武岩だなどなど説明を受けた思い出があり、その後、卒業旅行で
昇仙峡にも行った。
高校以降努力の甲斐あり東大へ進学、国から多額の研究費をもらって「地球の歴史の解析」についての研究に励んだ。歴史を紐解けそうな価値のある石の採取を目的に、アフリカやオーストラリアの道なき道を探索した。途中で車が横転し、2日間も救助が来ず、死の恐怖も味わっている。
しかしながら、研究費等の問題から、紆余曲折しレアアース、マンガンノジュールに行きつき、資源のない日本の新たな「資源開発」という国益に直結する課題に取り組むことになった。レアアースが海底から発見されただけでも、世界の金属の相場が大きく動くほどである。うかうかして世界各国に先取りされてしまわないようにスピード感をもって話が進めばいいのだが、これがいろいろ利権が絡み進まず、やっと最近になり形になってきた。
そのおかげで多数のTV出演がなされ、それが功を奏してか、東大工学部長にまで出世した。工学部には200,300名の教授がおり、東大で一番多い学部であるので大したものである。
それでもなお、大プロジェクトであるので、少額でも寄付が欲しいとのこと。
以下を参考されたし。
レアアース・マンガンノジュールに関して、詳細な説明もされている。
https://utf.u-tokyo.ac.jp/project/pjt124
最近話題となっているのは、埼玉県立高校の共学化問題で、こちらも21日のNHK
「首都圏ネタドリ」でも放送されており、大きな議論の的となった。
それ以降はお楽しみの懇親会。44年ぶりに合う者もいて話は尽きない。
某有名会社の社長・役員、教授、医師・病院長、役人、弁護士・検察官、教育者、等々の面々と直に話せるのは貴重なことであろう。
最後は応援団の校歌で締めくくられた。
応援団についても廃部になりかけそうになり、何とか復活した様子が、過日(4月)、日テレ
「超無敵クラス」にて放送されている。
幹事会を何度も行い、住所のの整理や連絡、当日の役割分担等大変ではあったが、盛況の中無事終了し、肩の荷がやっと下りた今日この頃である。