1週間経過すると状況が変わってきましたので追記します。
・中国が収束してきたのにはとても驚いている。医療技術や国民性、清潔感などからもっと時間がかかるかと思っていたが、共産国的統制が今回の場合は効を奏しているようだ。
QRコードを利用し国民を赤・黄・緑に色分けしていているとのこと。携帯のGPS情報を取得して全国民の移動履歴を把握し、色分けをしているらしい。これで移動制限が可能になり、感染が収束しつつあるのであろう。人権はないが、今回の事態には有効な手段。
・さらに、簡易検査KITも開発されており精度は?かもしれないが、多くの人口を抱える国の手段としては適切であろう。
・病院ではテレビ電話を使った問診などを導入したが、それらも5Gなら高速・低遅延で使用できる。有線回線とWi-Fiでも同じことができるのだが、5G基地局を使うことで建設期間を短縮したという。
中国のハイテク恐るべし。
・WHOは検査、検査、検査と言っているが、医療者側の危険な事情をわかっているのだろうか?喉粘膜が検体なので咳やむせをしたら即感染してしまう。当然防護服も毎回交換する。検査するだけでもそれなりの施設、コストがかかり容易ではない。この辺りの事情を考えると日本のように重症者のみをスクリーニングすることは正解かと思う。
・WHOについては手洗いの推薦強化も行っているが、手洗いすらできない国も50%くらいあるとのことにはSHOCK。今後が心配。
・日本の感染者数が少なすぎることが批判されているが、上記のようにスクリーニングし医療崩壊を防げているので、日本の民度の高さを考慮すれば適切と考えている。
・様々な統計が出されているものの、数字の基準が世界各国曖昧だし、検査精度もまちまち。しかし死亡者数は間違えの少ない数字かと思う。致死率が2%程度とすれば逆算すると日本の感染者数は1800人くらいと考えられるが、発表では900人程度。検査数が少なく、不顕性感染者もいるのでもっと多いことは確実であるものの、数字的には5000人以内ではないかと推測する。とすれば、世界的にもかなり少ない。仮に日本の人権重視の政策で収束したとしたら、今世界で行われている封鎖は果たして必要なのか疑問であると共に、日本の民度や社会環境を含め、称賛に値する評価されても不思議ではない。
・インフル治療薬のアビガンが有効であったことが中国の臨床試験で発表された。中国の製薬会社は富士フィルム富山化学と提携しているので、ジェネリックを生産するとのこと。他にも米国製のレムデシビルなどいくつか有効な薬剤が見つかりつつある。ちょっと光明が見えてきたか?
・アビガンに関して韓国は有効性が確認されないとして輸入は??と発表していた。(自国でも開発中とのこと)なぜこんな時にまで敵対心を表すのか?文政権は流石に国民からの不信任を受けるのではないか。
以上、現時点での私見であるが、医療崩壊してないものの、政策の歪みは末端の内科医に及んでおり、それこそ感染覚悟で診療しているDr.の皆様に支えられていることを忘れてはならない。