雑務多忙で掲載が遅くなり、恐縮です。
去る、5月12日にお茶の水SolaCityにて、全国そして海外からも含め200名以上の医学関係者が集合、ロシア、韓国、ベトナムからも来場されていました。
左)NIH/NCI 小林久隆研究員 右)胎盤臨床医学会 長瀬真彦理事長
今回の招待講演は、近赤外線免疫療法、ノーベル賞候補とも目されている、小林先生です。
癌細胞のみを選択的に攻撃し、免疫性は温存させる療法で、他分野からも注目されている研究です。
癌の外科手術は、手術をしたから寿命が延びたというエビデンスはないと聞いています。私が癌になったら、是非この療法で治したい所です。
それには長生きせねば(笑)
詳細は以下を参照してください。
https://gan911.com/column/623/
https://gan911.com/column/648/
https://gan911.com/column/701/
第1回目から参加の学会も早いもので、今回で25回目となりました。
今回は、4~5回目のスピーカーの役割が回ってきました。GWは資料作成に追われまた。
プラセンタ学会は極めてレアな会で、プラセンタの持つ幅広い効能から、多くの科の医師が集結していますので、超高齢化社会における医科と歯科との連携について提案して参りました。
高齢になると、食は細くなります。日本人は炭水化物を好むので、蛋白質が不足がちになります。高齢者は蛋白質を積極的に摂り、筋力を鍛えることが、フレイル(虚弱・衰弱)予防になります。既に介護の現場では、筋トレを実施しています。
蛋白質を摂取するには、口腔環境が整っていないと摂取できません。
医師も喉や舌を診ますので、その際、義歯が入っていない方、欠損のある方を見つけたら、歯科に受診するように薦めて頂きたい、との提案です。
欠損があったり、歯科疾患があるにもかかわらず歯科を受診していない方が大勢いると言われているからです。
歯がなければ、蛋白質は摂取しにくい、義歯・ブリッジ・インプラントでも結構ですので、全ての歯が揃っていることが重要です。良く咬めば食事もおいしいし、脳活にもなります。
世界一の飽食の国日本ですが、原点に立ち返り、”生きるための食”を見直すことが、超高齢化社会への最も大切な提言となるのではないでしょうか?